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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
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朝晩の寒暖差を感じるようになり、そして徐々に平均気温も下がってきました。今回は冬に向けての対策や注意事項などをご紹介しようと思います。今回は準備編です。
夏から秋、冬に移行するにあたり、数日前まで暑い日があったのに急に涼しくなったり、日中との温度差が10℃以上になるなどの寒暖差が生じます。
うんと寒くなってしまえば体は慣れてきているのですが、季節の変わり目は温度変化に対する体の調節機構がまだにぶいため、真冬よりも秋に入りかけのほうが風邪を引きやすく体調も崩れがちです。
人間は昼夜の寒暖差を洋服の素材や上着で調節でき、夜の冷えこみには厚めの布団をかけて寝たりすることで対応できます。
なのでこの季節は冷房も暖房も利用せずに過ごせてしまうことも多く、何の調節もできないとペットにとっては過酷な時期でもあります。
室内で常時洋服を着させることは推奨されていないため、寒さを感じたときに暖を取れるペット用のベッドや毛布などを置いておき、逆に暑さを感じた時には涼しい場所へ逃げられる導線を確保するなど、冷暖房を使わない時期には特に注意してあげてください。
昨シーズンに使用した温風ヒーターやオイルヒーターなど、この季節にしっかり下準備しておくのも大切です。
ホコリの中にはダニの死骸や蛾のリンプンなどが含まれており、例え昨シーズンの終わりにお掃除してからしまったとしても保管中にもホコリは溜まります。
そういった「ホコリ」はアレルゲンとなり喘息や皮膚の痒みなどのアレルギー症状の原因なります。
寒くなってから急にひっぱりだしてきて使用するとそのホコリが一気に部屋に舞うことになりアレルギー症状を起こす原因になります。そうならないためにも事前にしっかり掃除をしてペットや人のいないところで試運転できると良いでしょう。
夏から秋冬には洋服の衣替えやお布団のシーツを冬用にしたり、毛布を出して来たりしますよね。昨シーズンの衣料を押し入れなどにしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった衣替えの日の後にはアレルギー症状を訴える飼い主さんが多くなります。
前項と同様、押し入れやしまっていた服についたホコリが衣替えにより一気に放出されるため、吸引性の喘息や皮膚の痒みなどの症状が出やすくなるそうです。
昔はよく衣替えの時には服や布団などを太陽にあてて虫干しをしていましたが、今はとても良い防虫剤があるためあまりやらなくなった方もいるかもしれません。
けれど虫は死んでもアレルゲンであることに変わりはありないので、できるだけ古いホコリは外で落としてからしまうことをお勧めします。
人間の皮膚科のお医者さんによると、衣替えや大掃除などのあとに顔や体が痒くなって来院する患者さんも少なくないそうです。
したがって、お掃除の時にはホコリを吸引しないようにすることと、お掃除後にはシャワーなどで体に付着したホコリを落とすこと、そして衣替え中はペットを入れないようにし、同じ部屋にペットを入れるときには換気後1日はあけるようにするのが良さそうです。
余談ですが、小学校時代、大掃除の時にマスクや三角巾をして、体育着などを着させられていたのは意味があったんですね。
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