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「季節の変わり目に多い 気象病」【獣医師 小林先生のコラム】vol.9

【獣医師 小林先生のコラム】vol.9

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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。

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ここのところ不安定な気候が続いています。暑くなったと思ったら急に冷えたり、やたら強風の日があったりなど。さらに雷雨など急なお天気の変化が見られる日も増えました。

 

6月は、季節の変わり目に多い「気象病(気圧病とも呼ばれます)」についてお話しようと思います。

 

◆人でもやっと知られるようになってきた気象病

昔は低気圧が来るとおばあちゃんが腰が痛いと言っていたり、めまいや頭痛がして布団にふせってしまったりなど、よくわからない不調として自律神経失調症とひとくくりに呼ばれていた時代もあります。

感じない人には全くなんのことやら。気のせいではないの?と言われてしまっていた人も多いはず。

でもこれらは自律神経の乱れが原因のれっきとした病気だということもわかってきました。

 

気温の寒暖差なども影響しますが原因として大きいのはやはり気圧で、特に低気圧が通りすぎるときと言われています。また、天気図でいうところの等圧線の狭いとき(強風の日)や、気圧の谷が通過するときなどにも不調が見られやすいようです。

 

 

◆どんな症状?

 

めまい、耳鳴り、偏頭痛などは良く知られた症状ですが、これらは自覚症状のため動物であきらかにすることはできません。人ではこういう季節に鬱病なども発症しやすいと言われており、ストレスが原因となる喘息の悪化、てんかん発作なども頻発しやすくなると考えらえています。

 

ストレスというと精神的なものばかり知られがちですが、環境要因(寒い、暑い)や手術などによる体への侵襲も医学的にはストレスとされています。

ワンちゃん、猫ちゃんでは症状がはっきりせず「なんとなく変」という不調にはこういった気象病が隠れている可能性もあります。嘔吐がみられたり、自律神経つまり交感神経や副交感神経の乱れから胃腸の動きが停滞して急に食欲が低下することもあります。

 

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