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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
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昭和の時代のお正月は凧揚げ、羽根つき、かるた、駒まわし、福笑いなどで大人も子供も楽しんだりしていましたね。
現在では見かけることは少なくなりましたが、凧揚げ、かるたなどはマニアも多く我々が知らないだけで今でも毎年大会などが開かれているそうです。
かるたと言えば標語やことわざかるたなども多いですね。さて、今回は犬や猫にまつわることわざや慣用句を集めてみました。前半では主にことわざを、後半では慣用句を中心にご紹介します。
犬にまつわることわざで最もよく知られているのがこのことわざではないでしょうか。「犬も歩けば棒にあたる」には相反する2つの意味があります。
一つ目の意味は「余計なことをすると痛い目にあう」「なまじ行動したばかりに災難にあう」という戒め的な意味です。似ていることわざには「触らぬ神に祟りなし」「藪をつついて蛇を出す」などがあるそうです。
二つ目の意味は「とにかく動けば幸運に巡り合うこともある」「意識せず行動したことが偶然にも良い方向へすすむ」といった前向きな意味です。これに似たことわざとして「怪我の功名」「思い立ったが吉日」があります。
猫のことわざといえばこれ、という代表格ですね。どんなに高価で価値があるとされるものでも、知らない人にとっては何の役にも立たないという意味です。
「豚に真珠」も同じ意味をもちますが、物の価値は勝手に人が生み出したもの、興味がない人にはガラクタと同じということですね。
これは中国から伝わる故事成語です。徳のある人(孔子)が良い話をしてくれたとしても、難しすぎて相手の教養レベルが追い付かないと理解されないというのが元の意味だそうです。
転じて「どんなに道理を話して聞かせても何の効果もなく無駄なこと」のたとえとして使われます。馬の耳に念仏と似ていますね。
でもワンちゃんや猫ちゃんは、実は飼い主さんたちの話をよ~く理解しているんじゃないか?って思うことありますよね…。
昔のワンちゃんは、ドッグフードがなかった時代は人間の残り物、いわゆる残飯をもらっていました。
何が入っているかよくわからない残飯でも喜んで食べていたので、犬は何でも食べるというイメージがあり、そんな犬ですら食べようとしないほど嫌がられるのが夫婦喧嘩、ということですね。
夫婦喧嘩のきっかけはたいていが些細なことでくだらないから、仲裁などせずに放っておけばよい、あるいは個人的な(家庭の中の)もので他人はかかわるものではない、ということです。
それが転じてひどく嫌われていることの例えや、「ばかばかしくて相手にしていられない」といった時に使われることわざです。
ネズミにとって猫は天敵ですが、究極に追い詰められればネズミでも猫を噛むことがある、つまり弱者でも絶体絶命の状況になれば思いもよらない力を発揮する、という意味ですね。
似たような意味をもつことわざには「火事場のクソ力」「イタチの最後っ屁」などがあります。
いっぽう逆の意味のことざわとして、なすすべない状態の「まな板の上の鯉」、強者の前では何もできなくなる「蛇ににらまれた蛙」などがあるのも面白いですね。
こちらもよくつかわれることわざで、お世話をしていたり信用していた相手から裏切られることの例えですね。
なんとなく実際の状況に照らし合わせるとそうはなりたくないですが、犬はもともと主従を重んじる動物なので、リーダーに対しては絶対に逆らわないため、リーダー(飼い主さん)を噛むことはない、という習性が背景にあります。
リーダーになるためには恐怖で支配するのではなく信頼関係を築くこと。犬は守られて安心できれば本当は自分がリーダーになどならないほうが楽なのです。
ところが現代では主従の関係がわかりづらくなり、犬にとって本当の信頼関係を築けていない飼い主さんが増えているので、飼い主さんが噛まれてしまうことは珍しいことではなくなってしまいました。
普段は喰っちゃ寝で何もしない猫。昔であればネズミを捕ることがお仕事でしたが、まぁせいぜい役に立つのはそれくらいという猫。
そんな猫の手でも借りたいほど人手が足りなくて忙しいという意味のことわざですね。
さて、いかがでしたか。
こうしてみてみると動物に例えられることわざは意外と多く、しかもそのシチュエーションが浮かんで非常にわかりやすいなと感じます。
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