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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
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今年は花粉が飛び始める時期が例年より少し早いようで、花粉の量も増えつつあり花粉症を抱える方にはつらい季節ですね。
さてそんな花粉症ですが、ペットにもあるのをご存じですか? 3月のコラムではペットの花粉症の症状、対策などについてご紹介しようと思います。
犬や猫にも花粉症があります。人と同じようにスギ(1~5月)やヒノキ(3~5月)、ブタクサ(8~10月)など年間を通してさまざまな花粉が原因となります。
特定の花粉だけに反応する場合には、その花粉の飛散が最も多い時期に症状がでますが、アレルギー体質の子の場合は色々な種類の花粉に反応することも多く、常に症状がみられている子も少なくありません。
人の花粉症のように眼のかゆみ、鼻水やくしゃみがみられることもあります。
それ以上に多いのが皮膚炎です。足の裏や耳、脇の下、お腹から内股、尾の付け根やお尻などを痒がり、舐めたりこすったりします。

犬や猫は我慢するということはまず不可能ですので、痒ければとことん舐めたり掻いたり、ときには齧ったりして、出血や脱毛など二次的な皮膚症状を起こすケースが多いです。
まず、痒い部分を舐めたり齧ったりできないように、エリザベスカラーなどの装着が推奨されます。

例えば耳をかきむしっていたら眼の角膜を傷つけてしまったり、搔き壊して出血した皮膚にバイキンが感染してしまったりなど、別の問題が起こらないようにすることも大事です。
でも…。人間と同じように、ペットもいったん花粉症になったら治りません。そうすると一生エリザベスカラー生活???と不安になってしまいますよね。
まず、猫のアレルギー関連の検査は確立されていません。
検査の精度が低くまだまだ発展途上の状況です。
犬ではいくつかのアレルギー検査が受けられ、一般的にはまずアレルゲン特異的IgE検査を行います。

アレルギーを起こす原因物質をアレルゲンと呼びますが、アレルゲンは大きく分けてダニ、カビ、虫、花粉、食物のカテゴリーがあり、例えば花粉のカテゴリーはさらにスギ、ヒノキ…といった個々のアレルゲンを調べることができます。
ダニ、カビ、虫、食物にもそれぞれ小分類が用意されていて、具体的に何に反応しているのかがわかります。
ただしアレルゲン特異的IgE検査の「食物」カテゴリーは、食物アレルギーの検査にはなりません。
検査費用は病院ごとに異なり、利用する検査センターによって項目数も違うため、おおよそ20,000円~40,000円くらいの幅があるようです。
なお、食物アレルギーも疑う場合、別の検査とセットで行うよう勧められることもあります(ただし正確に診断できるわけではありません)。
そうすると検査費用だけでもかなり高額になってしまうので、まずはできる対策からやってみたり、痒みの原因がアレルギーなのか、検査が必要かどうかなど、かかりつけ医とよく相談して決めてください。
一般的に、花粉症と診断されたら治療は対症療法になります。

まずは搔き壊したり舐め壊したりしないようにエリザベスカラーを使用することが多いですが、痒み止めのお薬を使ったり、シャンプー療法や環境対策を行うことで、エリザベスカラーのいらない生活を目指します。
被毛はモップのように花粉を毛の中にためこみますから、シャンプーして洗い流すことも効果がありますが、猫は水が苦手な動物なので、濡らして固く絞ったタオルなどで、毛を逆立てて拭き取るようしてあげるのが良いでしょう。
シャンプーが嫌いなワンちゃんや、大型犬で頻繁に洗うのが大変な場合にも活用できる方法です。
治療の一環として環境対策もとても大事です。花粉を家に持ち込まない、空気清浄機を使う、洗濯物の部屋干しをするなど、人の花粉症対策に加え、花粉の飛散が少ない時間に散歩する、風が強い日は散歩を控える、散歩時にウィンドブレーカーのような素材の服を着せて被毛に花粉が付かないようにするなど、さまざまな工夫をしてみてください。

足裏には花粉が残りやすいので、自宅に戻ったら玄関先で足裏を拭いてあげるか、洗える場合はしっかり洗って、乾かしも忘れずに。
最後に、花粉症が疑われる時は、スギ、ヒノキ、ブタクサなど、季節ごとにアレルゲンとしてポピュラーな草木が近所に生えていないかどうか確認し、お散歩の際にはできるだけその地域を避けて通るようにしてあげてください。
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