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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
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3月になって暖かい日が増えてくると、ノミの活動が活発になってくる季節です。前回に続きノミについてのお話です。
第2回【効果的なノミ予防】をお届けします。
みなさん、ノミ予防はしていますか?
ノミは18~25℃で湿度80%前後が活動に適しているといわれていますが、13~15℃以上あれば繁殖することができます。
成虫は低温でも湿度があれば採餌(吸血)ができなくても越冬できる個体もいますし、サナギは振動や二酸化炭素、温度などを察知して殻からハッチアウトするまで1年以上待機することができます。
予防を忘れていた、正しい方法で予防ができていなかったなどにより、ひとたび自宅へノミが持ち込まれたら、そのあとあわてて予防しても室内のどこかでノミは繁殖してしまいます。冬場でも室内は暖房や加湿器によりノミにとって繁殖の好条件となり得ます。
繁殖してしまった室内のノミを撲滅するためには、室内に同居する動物すべてのノミ予防を1年以上継続する必要があり、多頭飼いの場合はとても高額費用になってしまうので、とにかく家に持ち込まないようにすることが大切です。
動物の予防を続けていればいつか室内のノミはいなくなるとはいえ、少しでも早く数を減らしたいですよね。
徹底的なお掃除はもちろんのこと、マットや絨毯などの廃棄と交換が理想的ですがなかなかそうもいきません。
しかも絨毯やマットなどを掃除機で吸っても卵~サナギ世代の10%ほどしか除去できないといわれています。
バルサンなどの殺虫剤は卵とサナギには効果がありませんし食器などの取り扱いが面倒だったり、動物がいると利用しづらい一面があります。
全てのノミ世代において60℃以上の熱には弱いので、高温に耐えうる布製品は60℃以上の温度に対応した衣類乾燥機を利用すればノミを退治することは可能です。
ちなみにノミは羽で飛ぶのではなく後ろ脚の力でジャンプしています。そのジャンプ力は自分の体の200倍ともいわれ、身長150cmの人間に例えると300m。あべのハルカスを飛び越えるほどの能力です。
例えば網戸ごしで日向ぼっこをしていても、野良猫が通過するようなお庭やベランダであれば、ノミは網目をすり抜けてジャンプしてくることもあるので要注意です。
≪≪次回は 【予防が重要なマダニについて】お楽しみに。≫≫
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