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暑い夏の過ごし方【獣医師 小林先生のコラム】vol.83・84

【獣医師 小林先生のコラム】vol.83・84

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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。

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【暑い夏の過ごし方】

 

毎年この時期になると書いている特集にもなりますが、今年は「酷暑日」という気象用語が加わり、気温上昇が年々厳しくなってきていることを実感します。

 

お散歩などでお外へ出ることも必要なワンちゃん。

 

飼い主さんにとっては暑い夏をどう乗り越えるか悩んでいるかたもいらっしゃると思います。

 

8月はそんな「暑い夏の過ごし方」についての解説をしたいと思います。

 

もう十分わかっていて実践している方も多くいらっしゃると思いますが、再確認のためにも参考にしてみてください。

 

まずは暑い夏のお散歩対策についての解説です。

 

◆ そもそも、お散歩にいかないとダメ?

 

これを言ってしまうと元も子もないですが、超小型犬や小型犬、お散歩があまり好きではないワンちゃんは、必ずしもお散歩へ行く必要はありません。

 

室内でも安全に遊べる運動スペースがあり、かつ室内で排泄できる子であれば、危険な猛暑日や酷暑日にお外へ行く必要はありません。

 

◆ 何時ごろにお散歩に行く?

 

人より低い場所を裸足で歩く犬にとって、お散歩に行く時間もとても重要になります。

 

近年、早朝でも太陽が昇り始めると地肌にジリジリとかなりの暑さを感じるようになりましたが、犬はそれに加えてアスファルトからの照り返しによる熱も浴びることになります。

 

曇りの日は午前7時頃までは地面の温度もそれほど上がりませんが、晴天の日は早朝は5時くらいまでが限度です。

 

そして夕方は日中の熱が冷めるまでかなり時間がかかるため、午後10時~11時くらいでないと厳しいでしょう。

 

ゲリラ豪雨やにわか雨が降ったあとに急激に晴れるような時は、湿度が上がり犬にとっては最も危険ですのでお散歩は控えましょう。

 

◆ 日陰対策

 

散歩時間だけでなく散歩コースにも注意が必要です。

 

できるだけ建物の日陰を選んだり、飼い主さんが大きめの日傘をさしてその陰に犬を入れてあげましょう。

 

◆ 冷却対策

 

汗腺のない犬は体が濡れていないと風があたっても涼しくありません。

 

濡らしたドライウェアを着せている飼い主さんを見かけることがありますが、ドライウェアがひんやりしているのは最初の一瞬だけ。

 

酷暑ではもはやすぐに高温になって蒸れてしまい逆効果になります。

もしドライウェアを利用する場合は水筒に冷たいお水を用意して、こまめにかけてあげる必要があります。

 

◆ 給水をしっかりと

 

最も大切なのは給水です。

 

できるだけ頻繁に水を飲ませてみてほしいですが、飲みたがらない場合にはお散歩を早めに切り上げて家に帰りクールダウンさせましょう。

 

◆ 体温を下げる方法

 

ことあるごとに触れていますが、犬は体表に汗腺を持たないので人間のように汗をかいて効率よく体温を下げることができません。

 

人が扇風機などの風に当たって涼しいと感じるのは汗腺から水分が蒸発する気化熱によるものです。

 

したがって汗腺のない犬が涼しいと感じるためには、体表・被毛が水で濡れた状態で風に当たるか、風そのものが低温であるか、冷たい温度の物体に体が触れている必要があります。

 

犬がもし暑がっていたらすぐに涼しい室内に入ったり、体に直接水をかけたり凍らせたペットボトルをタオルなどで巻いて脇の下や首の後ろなどにあてがったりすると良いです。

 

◆ 遮光カーテンの活用

 

留守番中のエアコン管理はもちろん必須ですが、エアコンが苦手なワンちゃんもいます。

 

そんなワンちゃんは窓際でお昼寝をしたり、日中日差しがさす場所で過ごしていることも少なくありません。

 

ですがそのまま寝入ってしまって熱中症になるケースもあるので、窓は半分だけ遮光カーテンをするなどの工夫をしてください。

 

◆ 留守番対策

 

留守番が多い場合は、万が一停電などでエアコンが止まってしまったときのため、例えば奥の涼しい部屋に逃げられるようにしておく、多めに水を置いておくなどの予防策をしてください。

 

また、凍らせたペットボトルをタオルで包んでおいて置いたりするのも良いでしょう。

 

ただしイタズラしないことが前提です。

 

◆ 子犬の頃からのトレーニング

 

排泄は散歩だけでなく自宅でもできるようにしておけるとなお良いです。

 

酷暑日に限らず、台風や大雨、大雪、病気になったとき、老犬になったとき、災害時など、散歩に行けないシチュエーションが今後あるかもしれません。

 

もし愛犬がまだ子犬なら今のうちに、成犬でもあきらめずにトレーニングを検討してみてください。

 

 

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