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ご訪問ありがとうございます。
アトリエに受け取りに来られたお客様、集荷に来たクロネコヤマトのお兄さん。
絞っている花や作成途中のケーキを見て、
「手が込んでますね。」「細かいですね。」と良く言われます。
ケーキを作成する時、デッサンを描いてその通りに・・・というタイプではありません。
お顔のケーキは特にお耳の位置によって、お花の配置や数が変わってくるからです。
ある程度イメージは決まっているのですが、作成しながら
「こうした方が可愛いかも。」と思いつくと、時間がかかっても可愛くなる方を選びます。
最初にマーガレットのケーキを作成してから、
「可愛くする手間を惜しまない」で作り続けてきた結果、細かい作風になった気がします。
元々、細かいことが好きなのか?と聞かれることも多いです。
答えは「はい!」
ケーキとの繋がりがわかりやすいところで、
アイシングクッキーやあんこのお花絞り、シュガーケーキの認定講師です、
と経歴に書いていますが。
長い人生をさかのぼると・・・ずっと細かい作業が趣味でした。
初めて編み物をしたのは幼稚園生の時。
シスターにかぎ針編みを教えてもらい、マフラーを編みました。
そこから我流で、ぬいぐるみやリカちゃんの洋服を編んでいました。
最終的には大人のセーターも編めるようになりましたが、手編みの服を着る時代ではなくなり、
編み物をしなくなりました。
幼稚園生~中学生まで、絵画教室に通っていました。
小学生の頃、故郷では和歌山城の絵を描く市のコンクールが毎年あり、
●●賞をいただく常連メンバーでした。
常連メンバーの某男子と私は、進学校の私立中学へ進学します。
学校は進学重視の校風で、美術の授業はあまり重要視されていませんでした。
けど授業であるテーマの絵を描いたとき、美術の先生から某男子と一緒に別室に呼ばれ、
「美術の道に進みたい気持ちがあれば、個別に指導するよ。」と言われます。
先生の提案に答えた某男子は、美大に進み(学校では異色)、WEBデザイナーをしています。
当時すでに航空会社への就職を夢見ていた私は、そのための進学を選びました。
あの時絵が好きという気持ちを重んじていたら、何の職業をしていたのだろう?と
よく思い出します。
忙しく働いていた20代は、手芸から遠のいていましたが、
夫の海外赴任帯同でフランスで暮らした時、
カルトナージュとアンカードルモン(フランス額装)にハマります。
布や紙の色合わせを考えることが楽しくて。そしてミリ単位の細かな作業。
「そうそう、私こういうのが好きだった!」と夢中になりました。
帰国後も、アンカードルモンは日本で第一人者の先生の教室に入ることが出来ましたが、、、。
日本では全て輸入品のため、
1つの作品を作成するのに数万円以上材料費がかかるではありませんか!
当時30代の私には厳しく、継続を断念しました(泣)
他、第2子妊娠中(在仏時)~ねんねの赤ちゃん時は、クロスステッチをしていました。
クロスステッチもヨーロッパのキットは細かくて多色使いです。
時間はかかりますが、ちくちく進めると、いつかは完成します。
この「こつこつすると、必ず完成する。」という感覚は、今のケーキ作りにも繋がっています。
友人に、
「あんな細かいことして、途中で「い~~!」ってならないの?」と聞かれたことも。
なりません(笑)
手を動かし続けると完成するから。
完成すると「うれしい!」、お客様からコメントやお写真をいただいて、
またまた「うれしい!」と思うから。→多分アドレナリンが出るポイント?
慢性の肩こりの悩みは避けられませんが。
こんな細かいこと好きが、こつこつと作成しています。
影響が大きいアイシングクッキーやシュガーケーキについてもお話したいのですが、またいつか。